けやき並木で見つけた、りりしい武将「源義家公の像」
府中駅から大國魂神社へ向かって、けやき並木を歩いていると、立派な鎧姿の武将の像が目に入ります。
こちらは、平安時代後期の武将として知られる源義家(みなもとのよしいえ)公の像です。「八幡太郎義家」という名前でも知られているそうです。
私は通勤でこの前を通っているのですが、像の前でゆっくり立ち止まる機会はあまりありませんでした。あらためて近くで見ると、どっしりとした立ち姿で、なかなかりりしいお顔をされています。
源義家公と府中のけやき並木
源義家公と府中には、深いつながりが伝えられています。
源義家公は父の源頼義公とともに、東北地方で起こった「前九年の役」へ向かう途中、大國魂神社に立ち寄り、戦勝を祈願しました。
そして戦いに勝利した帰り道、祈願が成就したお礼として、康平5年(1062年)にけやきの苗木1000本を大國魂神社へ奉納したと伝えられています。これが、現在の「馬場大門のケヤキ並木」の始まりとされる説の一つです。由来には諸説ありますが、約1000年前から続く物語だと思うと、いつもの並木道が少し違って見えてきます。
現在の並木に当時のけやきは残っていませんが、この場所の歴史を後世へ伝えるため、源義家公の像が建てられました。像は、源義家公の武勇だけでなく、府中や大國魂神社、けやき並木とのつながりを伝える役割も担っています。
現代の街並みにたたずむ武将
周囲には商業施設や飲食店が並び、多くの人が行き交っています。その中に、平安時代の鎧姿をした武将が立っている光景は、少し不思議でもあります。

ただ、けやきの緑を背景に眺めていると、昔から府中の街を見守っているようにも感じられました。
像は京王線府中駅の南口から歩いて数分ほど。大國魂神社へ向かう途中にありますので、参拝の際には、ぜひ足を止めてご覧になってみてください。
歴史に詳しくなくても、「このけやき並木には、こんな由来があったのか」と知るだけで、府中散策が少し楽しくなると思います。
府中へお越しの際は、源義家公の像とけやき並木、そして大國魂神社をゆっくり巡ってみてはいかがでしょうか。
散策のあとのお食事やご宿泊には、府中駅からほど近いホテルコンチネンタル府中もぜひご利用ください。ホテルスタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。
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