ホテルコンチネンタル府中の自社農場 「東北牧場」では、天然のタラの芽を収穫しています。
天然のタラの木は、不特定多数の人間によるタラの芽の乱獲により、減少している地域も少なくありません。
一本のタラの木から新芽を摘みすぎると、株が衰弱して枯れてしまうのです。
また、タラの芽を狙っているのは人間だけではありません。
冬の東北牧場で大雪が降ると、雪かさで木の芽に届くようになった野ウサギが、タラの芽を食べてしまうこともあります。

東北牧場ではタラの木を守るため、タラの木の先端の芽だけを摘み、それ以外は採らないようにしています。
水耕栽培で収穫されるタラの芽は、10cmほどに切り分けた穂木から出た芽を栽培しますが、
東北牧場のタラの芽はすべて野生のタラの芽です。

また、天然もののため、収穫時期は4月下旬から5月上旬のわずかな期間に限られています。
その希少さから、『山菜の王様』と呼ばれるにふさわしい山菜です。

ここで、天然のタラの芽と、ハウス栽培のタラの芽の違いをご紹介します。
天然のタラの芽は、トゲの多いオダラが多くを占めます。東北牧場でもオダラが採れます。
オダラは風味が豊かで、苦味と独特の歯ごたえがあります。

ハウスで栽培されたタラの芽は、メダラが多いです。
メダラはトゲが少なく、オダラに比べると風味や歯ごたえも少ないため、マイルドな味わいです。
また、ハウス栽培のタラの芽はおおよそ１２月から４月まで収穫できるため、スーパーなどでもメダラを見かけることが多いかもしれません。

ホテルコンチネンタル府中では、東北牧場の天然のタラの芽を使用した和食・洋食・中華それぞれのコース料理とアラカルトメニューをご提供します。
4月下旬から5月下旬でのみご提供する期間限定のお料理です。

（写真は昨年のコース内容です）

是非、天然食材を旬の時期に味わう贅沢をお楽しみください。

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