ご結婚おめでとうございます！

日本の「結納（ゆいのう）」は地域やご家庭の考え方で幅があります。

こちらの案内をご参考にご両家のご両親様やご家族とよくご相談下さい。

ここでは①基本の流れ、②準備スケジュール、③費用相場と内訳、④当日の進行例（台本つき）、⑤服装・席次・マナー、⑥失敗しないポイント＆チェックリストを、略式での結納のスタイルでのご案内をさせていただきます。

1) 結納のスタイル（まず決めること）

顔合わせ食事会＋結納品（一部のみ）：カジュアル。結納金なし/ありを柔軟に。現在最も一般的。

略式結納（料亭・ホテルの個室）：結納金＋結納品（7〜9品を簡略）。仲人なしが主流。

正式結納（仲人あり／ご自宅・料亭）：古式にのっとった進行。地域慣習を重視。

まず双方の親御様に「結納の有無・形式・場所・結納金の扱い」を相談→合意形成が出発点です。

2) 準備スケジュール（目安）

開催の1〜2か月前

・双方で形式・場所・日程・費用分担を決定（六曜や仏事忌明けも確認）

・会場仮予約（個室必須）／料理コース選定（アレルギー共有）

・写真撮影の有無、装花・席札・乾杯ドリンクなど演出可否を確認

・結納金額・結納品（数／地域仕様）・受書の有無を決定

・進行役（新郎側父or本人／会場スタッフ）を決める

2〜3週間前

・結納品の手配（略式セットでOK／納品日調整）

・目録・受書の文面確認／筆耕依頼も可

・座席表・当日の段取り確定／親への衣装連絡

・前週〜前日

・結納金の用意（新札・のし袋・中袋の記載）

・ご祝儀返し（記念品や菓子折）準備

・当日の手土産・釣銭・封筒、筆記具、ハンカチ等をまとめる

3) 予算相場と内訳（目安・税込）

総額の目安

・顔合わせ食事会のみ：一人 ¥8,000〜¥15,000（個室料別）

・略式結納＋会食：結納品￥30,000～100,000+上記に記載の食事代（結納金の額は含めいておりません）

・正式結納（仲人あり）：¥上記の金額に、仲人様へのお礼、交通費などプラスされます。

主な内訳

・結納金：¥100,000〜¥1,000,000+

・近年は¥300,000〜¥1,000,000が多め／「結納金なし」も増加。双方合意を最優先。

・結納品（略式セット）：¥30,000〜¥100,000

・関東・関西で品目や飾りの違いあり（7〜9品が一般的）。

・会食（個室）：¥8,000〜¥15,000／人

・装花・記念品：各¥5,000〜¥30,000

・衣装・美容（任意）：和装なら¥50,000〜、洋装は手持ちでOK

・仲人謝礼（依頼時）：目安¥30,000〜¥100,000＋ご挨拶品

費用分担は「双方折半」または「新郎側：結納金・結納品／両家で会食費折半」など、早めに合意を。

※記載させていただいている金額は目安になります。実際には異なる場合がございます。ご了承下さい。

4) 当日の進行例（略式結納＋会食・約90〜120分）

・座席：上座に新婦側、下座に新郎側が一般的

・開会・挨拶（進行役）

「本日は両家の良きご縁を結ぶため、ささやかな結納のお席を設けました。どうぞよろしくお願いいたします。」

・結納品・結納金の納め（新郎側→新婦側）

・目録の上に結納品を配し、「 ○○家より、結納の品といたしましてお納めいたします。 」

・受書の返し（新婦側→新郎側）

「 たしかにお受けいたしました。大切にいたします。 」

・記念品（時計・婚約指輪など）交換（任意・双方）

・両家代表挨拶（父→母→本人）

例：父「 両家の親族として、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。 」

本人「 未熟な二人ですが力を合わせて温かい家庭を築いてまいります。 」

・乾杯（全員起立or着席のまま）

・会食（和やかな歓談・プロフィール紹介・幼少写真など話題づくり）

・記念撮影（集合→両家ごと→二人）

・閉会挨拶・手土産お渡し

「 本日は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。 」

進行は会場スタッフがサポート可能。目録や受書の読み上げは「簡略読み上げ」で十分です。

5) 服装・席次・マナー

・服装：両家で格をそろえる（準礼装～セミフォーマル）。

・男性：ダークスーツ／白シャツ／控えめネクタイ。

・女性：ワンピースやセレモニースーツ。露出・派手色は控えめ。

・席次：入口から遠い側＝上座。上座に新婦側、下座に新郎側が慣習。

・持ち物：結納金（新札）・結納品・目録／受書・ご祝儀返し（菓子折）・筆記具・釣銭。

・言葉遣い：不幸・別れを連想させる語は避け、終始おだやかに。

6) 失敗しないポイント

・双方合意の可視化：結納金の有無・額、結納品の数、会食費の分担はメモ化し誤解防止。

・地域差への配慮：関東／関西、家風で品目・作法が変わるため、相手側の希望を最優先。

・時間配分：式15–30分＋会食90–105分。写真時間を確保。

・写真映え：卓上装花・メニュー表・席札を用意すると“晴れの日”感が出ます。

・アレルギー・お酒：事前申告。乾杯はノンアルでもOK。

・仏事との重複回避：ご親族の忌明けや法要日程も事前に確認。

7) 直前チェックリスト（持ち出し用）

・日時・場所・部屋名・集合時間

・結納金（新札・中袋記入）／結納品・目録・受書

・手土産（人数分）／ご祝儀返し

・進行メモ・座席表・挨拶文

・写真撮影（誰が・どのタイミングで）

ホテルコンチネンタル府中ではご結納式の進行のお手伝い、記念撮影のお手伝いなどをさせていただいております。

ご両親が遠方からお越しいただくようでしたら、宿泊施設もございますので安心です。ご結納式にピッタリのプランもご用意しております。

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